日経平均は上値重い、鉄鋼・証券がさえない
日経平均は上値が重く1万3600円前後で推移している。鉄鋼、証券がさえない。食品、石油、情報通信はしっかり。
市場では「25日線に接近したことで、短期筋の買い戻しが入ったが、買い上がる材料に乏しく上値は重い。半面、1万3000円台前半では国内系の新年度資金が待機しているため、大きく下げる気配もなく、方向感が定まらない」(準大手証券エクイティ部)という。
<10:23> 日経平均は下げ渋り、25日線意識し下値に買い
日経平均は軟調もみあい。円高を受けて上値は重いものの、25日線のある1万3500円どころを意識して下値では買いが入ってきているという。
市場では「サブプライム問題への楽観論に対し、AIG(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算などを受けてやや反省ムードが出ている。買い戻しは一巡したがその後に新たなリスクが取りにくく、強弱感が分かれている」(りそな信託アセットマネジメント部 チーフ・ストラテジスト チーフ・エコノミスト、黒瀬浩一氏)との声が上がっている。
<9:40> 日経平均はさえない、円高嫌気し全般的に見送り商状
日経平均はさえない。1万3500円台での動きとなっている。ドル安/円高を嫌気し、全般的に見送り商状。先物市場では値を消して始まった後は売り買いが交錯する展開だ。
市場関係者によると「内需系銘柄を中心とした買いバスケットが観測されたものの、全体は動きが乏しくなっている。寄り前のバスケット取引も3億円程度と、模様眺め気分が強い」(準大手証券トレーダー)という。
<9:15> 続落、円高で輸出株中心に売り
寄り付きの東京株式市場で日経平均は続落。9日の米国株が反落したほか、為替が1ドル102円台の円高に振れていることから、自動車など輸出株を中心に売られている。証券や銀行、不動産などもさえない。一方、原油価格の最高値更新を受けて、石油関連株は上昇している。
為替動向や国内企業の決算発表を前に慎重姿勢が強まるなか、市場では「25日移動平均と同水準となる1万3500円程度が、下値抵抗線となるかが鍵」(明和証券シニア・マーケットアナリスト 矢野正義氏)との声が出ている。
<8:35> 寄り前の板状況、輸出株や大手銀株が売り優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況で、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの輸出株やみずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などの大手銀行株が売り優勢となっている。
丸紅(8002.T: 株価, ニュース, レポート)などの商社も総じて売り優勢のほか、新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)や新日本石油(5001.T: 株価, ニュース, レポート)も売りが優勢となっている。住友金属鉱山(5713.T: 株価, ニュース, レポート)やソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)は売り買いきっ抗となっている。
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