市場関係者によると、きょうの東京市場で日経平均は1万4000円台前半でもみあう見通し。新たな買い材料が乏しいことに加え、16日には3月17日安値後の戻り高値を更新してやや過熱感も出ており、上値は限られそうだという。
日経平均の予想レンジは、1万4100円─1万4400円。
2008年3月期の決算発表がほぼ一巡したほか、1─3月GDPの発表も終わって株式市場は手掛かり難。一方で、日経平均はザラ場で3月17日からの戻り高値を更新して「やや過熱感が出ている」(大手証券)という。
このため、上値は限られるとみられる一方でセンチメントの改善から下値不安も乏しく日経平均は1万4000円台前半での高値もみあいが続きそうだ。「市場エネルギーが膨らんできたため、利食い売りが出ても、これに買い向かう動きも出てくる」(大手証券)という。
為替面からハイテク株は手掛けにくいものの、市場では「2009年3月期の業績予想をにらんで銀行・建設株などを物色する動きが出ているほか、鉄鋼株や商社株なども買われそうだ」(大和証券SMBCグローバル・プロダクト企画部部長 高橋和宏氏)との声が上がっている。
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