新興企業向け証券市場のジャスダック証券取引所は21日、新経営陣を内定したと正式に発表した。大阪証券取引所による子会社化に反対する役員は退任、統合推進派で固めた。これにより、大証によるジャスダックの子会社化が事実上、固まった。国内証券市場は、東京証券取引所と大証・ジャスダックグループの2大勢力が並立する構図となる。
新経営陣は6月10日の株主総会で承認される。ジャスダック株の売却には取締役会の同意が必要だが、反対派の退任によって不同意の事態は避けられる。
これを受けて大証は、ジャスダック株式の約72%を持つ日本証券業協会と詳細を詰め、8月にもジャスダック株式の公開買い付け(TOB)を行う方針だ。ジャスダック市場と大証ヘラクレスとの統合は2010年ごろになるとみられる。
ニュース:投資の天才PR
COMMENT