◆中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、2628)
生命保険会社として中国最大のシェアを持つ中国人寿保険が2007年の通期決算を発表。純利益は前年比94.8%増の388億8000万元と国泰君安(香港)証券の予想を7.8%、市場予想を1.2%上回った。EPS(1株当たり利益)は1.38元。期末配当は1株当たり0.42元を提案している。
同期の保険収入伸び率は12.9%と予想を下回ったが、投資収益は68%と予想以上の好調。純投資収益率は1.49ポイント増の5.76%、総投資収益率は2.27ポイント増の10.24%とそれぞれ改善した。また、07年末における同社の内在価値は2525億6800万元と前年から38.8%と大幅に増加。うち新業務の価値は14.9%増の120億4700万元を記録している。
同証券では、生命保険業界筆頭としての同社の安定した地位や、拡販計画として農村地域の開拓に着手していることを好感。今年の投資収益こそ、不安定な相場動向により減少が見込まれるが。長期的には安定的な発展を予測。同証券は同社のレーティングを「押し目」に設定。最近の不安定な相場動向を考慮し、目標株価は44.5香港ドルから35.10香港ドルに引き下げている(17日終値:29.05香港ドル)。
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