15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標となる米国産標準油種(WTI)5月渡しが通常取引前の時間外取引で一時、1バレル=113・66ドルまで上昇、14日の時間外取引でつけた112・48ドルの最高値を更新した。113ドル台に乗せるのは初めて。
終値での最高値は14日につけた1バレル=111・76ドル。
米景気の先行き懸念が強まり、外国為替市場でドルがユーロに対してじりじりと値を下げていることに加え、このところの米株式市況の低迷で「短期資金が原油など商品市場に戻りつつある」(市場関係者)という。
さらに、米国向けの石油積み出し基地となっているメキシコの主要港が14日、荒天のため閉鎖されたことで供給懸念が強まった。
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