外国為替証拠金取引(FX)の不備で金融庁による破産手続き開始の申し立てを受けた日本ファースト証券(東京・中央)の破産管財人が21日、記者会 見し、分別管理していなかったFXの預かり資産が「1―2割棄損する可能性がある」(破産管財人の宮川勝之弁護士)ことを明らかにした。FXの預かり資産 は一般債権として扱われる可能性もあり、顧客に損失が出る可能性もある。 日本ファースト証券の負債総額は約15億円で、債権者数は約700人の見込み。有価証券と商品先物取引の預かり資産は分別管理されており「顧客の資産は 保全されるとみているが、詳細は調査する」(宮川弁護士)という。昨年末の金融庁の業務停止命令などを受けて顧客資産が流出。資金繰りが悪化していた
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