ブロードスキー会長兼最高経営責任者(CEO)は13日、当地で開催中の先物業協会(FIA)主催の国際会議「ボカ08」で記者会見し、金価格に連動する指数連動型上場投資信託(ETF)のオプションの正式申請作業が終了し、4月末をめどに取引開始できるだろうとの見通しを明らかにした。また、東京証券取引所との株式オプション市場に関する提携については、まだ具体化の段階ではないとの認識を示した。
同会長は、金ETFオプションについては3年以上にわたり準備をしてきたとした上で、今週、米商品先物取引委員会(CFTC)と証券取引委員会(SEC)が覚書を締結したことを受けて、「正式の登録作業を昨日終えた。4月末には取引開始できるだろう」と述べた。CBOEの金ETFオプションについては、管轄がCFTCとSECにまたがることなどから当局の承認作業に時間がかかっていた。同会長は「これは、承認が難しい分野でのCBOEのリーダーシップを示す最新事例だ」と強調した。
一方、同会長は時事通信に対し、株式オプションにおける東証との提携案について、「東証とは良好な関係にあり、何かできないかについて話し合いは行っている」としたものの、「現時点ではまだ何も具体化していない」と語った。東証側の反応はとの質問には、「東証は技術面での支援について模索しているようだ」と指摘。「われわれはオプションの(取引システムの)技術では世界でベストだろう」と、CBOEとの提携メリットを訴えた。
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