岡三オンライン証券、個人投資家にロイター・コンセンサスなど提供へ

岡三オンライン証券は4月4日、ロイター・ジャパンが配信する「ロイター・コンセンサス（企業収益予想）」と「ロイター企業決算財務データ」を、6月から個人投資家向けに提供すると発表した。インターネット専業証券会社として初の試みという。いずれも岡三オンライン証券の口座開設者向けトレーディングソフト「OKASAN NET TRADER（プレミアム版）」の画面に表示する。 ロイター・コンセンサスは、世界600社あまりの主要証券会社のアナリストが算出する、上場企業約2万社の業績予想数値を集計したもの。岡三オンライン証券はそのうち、日本市場に上場する1500社の業績予想値を提供する。売上高、経常利益、長期成長率など15項目を配信する。 ロイター企業決算財務データは、世界4万社以上の企業について、実際の業績をまとめたもの。岡三オンライン証券では、日本市場に上場する企業の情報を提供する。 なお、岡三オンライン証券は4月4日より、トレーディングソフトの投資情報機能の一部をベータ版として先行提供する。

クリック証券、7.5億円増資

インターネット専業のクリック証券（東京・渋谷）はこのほど、7億5000万円の第三者割当増資を実施した。割当先は日興アントファクトリー（東京・千代 田）やあおぞらインベストメント（東京・千代田）などベンチャーキャピタル4社など。財務体質を強化して取引所での取引参加者資格の取得や株式上場をめざ す。

マネックスがトウキョウフォレックスを子会社化 FX強化

マネックス・ビーンズ・ホールディングスは3月21日、外国為替保証金取引（FX）を手がけるトウキョウフォレックスを子会社化すると発表した。

　4月1日付けで、東短ホールディングスから、トウキョウフォレックス株90％を14億円で取得する。東短は10％を継続保有し、マネックスグループと連携していく。

　マネックス証券は2003年4月からFXを始め、今年2月末時点のFX口座数は約6万8000。個人投資家のFXへの関心が高まっており、トウキョウフォレックスの買収でFXビジネスを強化する。

岡三オンライン証券：ＦＸの解説動画をネット配信開始

中国株取引で知られるインターネット専業の岡三オンライン証券（東京都中央区、池田嘉宏社長）は１４日、ＦＸ（外国為替証拠金取引）のための相場解説動画をインターネットで配信する「ＦＸナビ」のサービスを開始する。

動画は毎週金曜の午後７時に更新で、視聴は無料。ディーラーとして１０年以上の経験を持つ同証券の藤江信哉常務取締役が１週間の相場動向を振り返りながら解説する３分程度の番組となっており、同社公式サイトからアクセスできる。