大手インターネット証券5社を合計した4月の新規口座開設数は3万2000件と、2007年12月以来4カ月ぶりの低水準だった。日経平均株価が回復局面に入ったことで割安感が薄れたほか、景気の不透明感で個人の株式投資の動きが鈍っていることが背景にあるとみられる。
ネット証券の大手5社はSBIイー・トレード証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、カブドットコム証券。新規口座の開設数が減るのは2カ月連続。4月末の総口座数は合計460万口座と前月比0.7%増にとどまった。
株式売買代金は前月比10%増の12兆1000億円。2カ月ぶりに増加したものの、ピーク時だった05年12月の半分以下の水準にとどまる。「信用取引で含み損を抱えていた個人の売りが出ているが、景気の先行き懸念から買いにくい状況にある」(カブドットコム証券の臼田琢美常務執行役)という。
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