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投資の天才

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【わが道わが友】大和証券グループ本社会長・原良也氏(5)

■ブランドでグループ求心力高める 

  「持ち株会社経営がグループの求心力をどう高めるかが見えない」。平成11年4月の持ち株会社発足と同時にスタートした経営諮問委員会の初会合で、京セラ名誉会長の稲盛和夫さんから厳しいご意見をいただいた。  

持ち株会社化で大和証券グループのソフト面の改革が始まるが、この改革第2ステージを支えてくださったのが、経営諮問委員会のメンバーだ。稲盛さんのほか、ウシオ電機会長の牛尾治朗さん、元在日米国商工会議所会頭のグレン・フクシマさん、途中からは経済財政担当相に就任する前の竹中平蔵さん、一橋大教授の竹内弘高さんにも加わっていただいた。  

稲盛さんには経営哲学、牛尾さんには外資と投資銀行業務で戦うには人材の質的向上が必要だということ、フクシマさんには米国の先進性、竹中さんには改革の必要性などを教わった。年5回ほどの経営諮問委員会の会議は毎回3時間を超えた。  

「グループの求心力」-。稲盛さんが指摘された課題を解決に導くのが、グループ共有の価値観をつくるためのブランド戦略だった。「ブランド・キャラバン」と称して支店や研修施設を回り、私の思いを社員にぶつけた。  

「最良で最強の証券会社」をつくりたい。源泉になるのはサービスに基づく顧客の信頼と満足、それに社員の誇りだ。駆け出しの難波支店で私が培ったのも、顧客を信頼し、信頼されることだった。商品を押し付けるのではなく、顧客本位のサービスを提供すれば、利益は後からついてくる。日本一輝く美しい山が、いずれ日本一高い山になる、と説いた。  

13年5月には、一橋大大学院国際企業戦略研究科と包括提携し、日本企業の優れた製品や経営戦略を表彰する「ポーター賞」の創設に全面協力した。米国の経営学者でハーバード大教授のマイケル・ポーター氏に由来した賞だ。私もハーバード大にポーターさんを訪ねて同賞創設をお願いしたが、一橋大出身で住友電気工業相談役の川上哲郎さんには、当社の社外監査役(現社外取締役)の立場で最も尽力していただいた。  

社内には「ブランドで収益が上がるのか」との声もあったが、個人業務の預かり資産はバブル経済期の水準を取り戻し、法人の引き受け業務でも首位を争う実績を挙げることができた。  

私は経営者として、「先憂後楽(指導者は人より先に憂え、人より後に楽しむ)」を座右の銘にしてきた。振り返ってみても、楽観的なときよりも、危機感を持って取り組んだときの方がよい結果が出せたと思っている。  日本の金融ビッグバンも道半ばだが、これからもこの精神でやっていきたいと思う。

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