日本経済研究センターと日本経済新聞社は18日、都内で日米インドの識者らを招き、シンポジウム「インドの潜在力と世界経済」を開いた。米印の出席者はともに基調講演で、世界的な景気減速が印経済に与える影響は限定的だと分析した。
イーシャー・アルワリア印国際経済関係研究所会長は「インドの成長率が8%に鈍化しても、過去10年の平均成長率は約7.5%だ」と指摘。アン・クルーガー米ジョンズ・ホプキンズ大教授も「印経済は少し減速しているが、将来は成長を見込める」と強調した。
元財務官の榊原英資・早大インド経済研究所所長は印タタ自動車が夏にも東証に上場することに触れ「今後インド企業の日本での上場が増える可能性がある」と予想。「規制緩和など印企業の直接投資や上場を促す施策が必要だ」と訴えた。
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