ベトナム中銀が17日、ドン建て預金金利の上限(12%)廃止を発表したことを受け、同国市中銀行は19日、預金金利の引き上げを実施した。 ベトナム投資開発銀行(BIDV)はこの日、6─12カ月の預金金利を12%から最大13.5%に引き上げると発表。サコムバンクSTB.HMなども追随した。
ベトナムでは年20%を超えるペースで物価が上昇しており、中銀は複数のインフレ抑制策を講じてきた。アナリストの間では、今回の預金金利上限廃止はインフレ抑制が中銀の優先課題であることを示しているとみられている。
ただ、金利引き上げを受けて投資家が株式投資よりも銀行預金を好むとの見方から、ホーチミン株式市場のベトナム株価指数はこの日0.95%下落。同指数はインフレ加速を背景に年初来50%下落している。
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