ベトナムは今年、450万トンのコメを輸出する予定だったが、国内のコメ需要を満たすため、輸出量を350万-400万トンに削減することを決定した。この決定は、自然災害がベトナムの農業生産に多大な悪影響を与えたことと、世界の食糧市場の複雑な情勢を背景に打ち出された。
ベトナムは世界のコメ輸出で、タイに次ぎ第3位。そのコメ輸出量は世界の輸出量の14%を占めている。
農業・農村開発省によると、これまで20万ヘクタールの農業耕作地がリゾートまたは工業団地に変わった。都市化が進められている現在、毎年、農業耕作地7万ヘクタールが他の目的に転用されると予測されており、コメ耕地を含め農業耕作地が急速に縮小している。
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