ベトナム、コメ輸出を予定通り7月に解禁する可能性＝農業相

ベトナムのファット農業・地方開発相は、コメ輸出を予定通り７月上旬に解禁する可能性がある、と表明した。コメの輸出量がこれまでのところ、年間目標のおよそ３分の２にしか達していないため、という。ホーチミン市の共産党系新聞が報じた。

　同紙によると、同相は「コメ輸出の契約締結は２００８年６月３０日以降に許可されるだろう」と述べた。同相は、ベトナムはこれまでのところ、２４０万トンのコメ輸出契約を確保しているが、これは今年通年の目標である３５０万トンの７０％近くに相当する、と説明している。

　コメ輸出解禁で、世界的な価格高騰の緩和につながる可能性がある。

　同国の昨年のコメ輸出量は４５０万トン。政府は、食糧確保とインフレ抑制に向け、今年の輸出目標を３５０万─４００万トンに削減した。

　政府は３月に、コメ輸出の新規の契約締結を６月いっぱい禁止した。

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