インド政府は23日、安全保障上の観点から、タタ・テレサービシズにブラックベリー関連のサービスを開始しないよう指導した。
インド電気通信局がタタ社に書簡を送付し、「インドの安全保障機関が充分な監視システムを確立し、ライセンス許諾者が解読キーやアルゴリズムを確保するまで、ブラックベリーによるEメールやモバイルメッセンジャーのサービスを展開しないよう指導する」と通達した。現状インドの安全保障機関は、インド通信事業者のネットワークを経由したブラックベリー端末間の通信を傍受することができず、解決方法を模索している。
バーティ・エアテル、ボーダフォン・エッサー、リライアンス・コミュニケーションズの3社は既にインド国内でブラックベリーの通信サービスを展開、タタ・テレサービシズは、当局に事業参入の許可を求めていた。
書簡には、「他の事業者によるライセンスの規定条項の違反、不履行があったとしても、新規業者に許可を与える事由にはならない」とも記述されている。
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