【クアラルンプール】 証券取引所1部と2部の統合が計画されているが、最低資本金要件(現在は4,000万リンギ)が引き上げられる可能性がありそうだ。ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)のユスリ・モハメド最高経営責任者(CEO)はコーポレートガバナンス(企業統治)に関するフォーラムで、「最低資本金が引き上げられれば、猶予期間を経て上場企業は新基準を満たさなければならない」と語った。
その他の上場要件は現行規定のまま維持される見通しで、ユスリCEOは、「2部の基準が採用される可能性がある」と語った。市場統合作業は証券委員会(SC)が中心になって、ブルサの協力の下、進めている。2部上場銘柄に対するファンド業者の関心は薄く、これが統合を後押ししたようだ。
今年の見通しについてユスリCEOは、株式取引は低迷が予想されるため、デリバティブ(金融派生商品)部門の収入増を計画していると語った。
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